以前はPCオタク言っても差し支えない程、PCには詳しかった。元々、情報系の学部だったが、大学時代は音楽に夢中でPCには興味がほとんど無かった。

ところが、とあるきっかけでPCを購入する事になり、PCでMIDIの打ち込みができる事が分かると、必死にリサーチした結果、自作するとコスパが良い事が分かった。

それからは、音楽活動を休止するまで、PCはずっと組み立てていたが、休止するタイミングでノートPCに移行していて、今使っているものも、その名残だ。

購入した当時はかなり高スペックのものを購入したし、近年のCPU性能向上の鈍化のお陰で、8年近く前に購入したノートPCでもDTMの再開はできたが、本格的に使い始めると、スペックが足りなくなってきた。

そこで、リサーチをした結果、久しぶりにデスクトップを組み立てる計画を立てる事になった。

コンセプトはもちろんコスパだが、デスクトップにするという事で、拡張性も考慮してパーツの選定に入った。

CPUは最近、Intelよりも高性能なCPUの開発に成功したAMD社のRyzenの評価が高い。同社はずっとIntelが支配的な市場で独自戦略で戦い続けていたので昔からファンであったし、ついにIntelを凌ぐ製品を開発した事で、コスパの良い製品もリリースされているから、迷わずRyzenで組む事にした。

現在のノートPCのCPUが、passmarkのベンチマークで約5,200程度。

https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core+i7-3610QM+%40+2.30GHz&id=891

CPUは最も、性能差と価格差が大きなパーツであるため、コスパを考慮すると最も重要な選択となる。

選択したのは、Ryzen 3 3100だ。2020年9月時点で、13,000円程度だが、passmarkのベンチマークは倍以上の11751。

これがコスパが最も良い、性能的には問題と判断した。構成は以下の通り。ディスクは手持ちのものを流用して、最終的には約45,000円程度の出費となったが、スペックを考えるとかなり安い。


マザーボード:ASRock B450M Pro4

CPU:AMD Ryzen3 3100

メモリ:CORSAIR DDR4-3000MHz 16GB

ディスク:SSD 500GB + HDD 3TB

グラフィックボード:MSI GeForce GT710 GDDR3 1GB

ケース:Thermaltake Core V21

電源:オウルテック FSP RAIDERシリーズ 500W RA-500B


今回、こだわったのはケースだ。

以前は、ケースと電源が一体になっているのものが圧倒的に多かったが、今は異なり、別売がほとんど。そこで、置き場所の寸法と、放熱性が高くメンテナンス性の良いものを探していると、キューブ型に行き着いた。

見た目は多少野暮ったく、ミニタワーで最安のものと比べると倍以上の価格であったが、thermaltake社製のものにした。

組み立てを開始してみると、以前よりも圧倒的に簡単になっている。マザーボードの取説が分かりやすい。USB接続のブラケットのレイアウトに誤植があって右往左往してしまったのを除いては。

組み立ててみるとかなり大きくなってしまったが、その上部に色々と物を置けるので、結果満足している。なによりメンテナンス性が抜群なのが良い。

ノートPCからのDTM関連ソフトの移行作業が気が重たいけど。